『猟』・『漁』

2010.02.28 (Sun)

今年に入りEUでは、年間を通して猟を認める法令を定めました。
猟師が野生の鳥獣を獲るハンティングのコトです。
イタリアをはじめ、ヨーロッパや北米でハンティングは盛んに行われています。
食べるために獲る人もいれば、スポーツとして楽しむ人も多いようです。
日本人の身近な感覚で言えば、『魚釣り』や『キノコ狩り』ですかね。
僕がイタリアにいた時も、狩りのシーズンになると猟銃片手に山へ向かう人たちをよく
見かけました。
それが、解禁日を待たずして猟が出来るとなれば、猟師にとってはうれしい限りでしょう。
しかしこの法令、大事な部分が抜けている気が…。
『鳥獣類の繁殖期と移動時期の禁猟』という1番肝心な項目が抜けているのです。
今に野生の動物たちが減少してしまうのでは?

その逆のニュースもひとつ。
EUで同じ時期、もうひとつの法令も発表されました。
地中海でのマグロ漁を制限し、大型遠洋漁船によるまき網漁が禁止される、といった
内容の法令。
この決定により、南イタリアを拠点に仕事をする漁師の約700人が職を失うことに
なったそうです。
更にEUは、マグロの国際取引禁止に向けて動いているそうで、マグロ漁の先行きは
真っ暗ですね。

ココで思うのは、いずれの法令ともに詰めが甘いような・・・。
若干、見きり発車的?
かたや動物が減少し、かたや人が苦労するという現実まで考えての決定なのでしょうか?
『猟』と『漁』の間をとった法令を定めるコトは出来なかったのでしょうか・・・。
つくずく考えさせられます。
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