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DIARIO 9

2013.10.24 (Thu)

ここモンテプルチアーノはトスカーナ3大赤ワインのひとつ『vino nobile di montepulciano(ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ)』の産地。

というコトで、いざワイナリーへ!!

モンテプルチアーノ景色

今回チョイスしたのは数あるモンテプルチアーノのワイナリーの中でも代表格である『AVIGNONESI(アヴィニョネージ)』♪
モンテプルチアーノから20kmほどの所に位置します。
1964年にこの地の畑『La Selva(ラ・セルヴァ)』を購入したのがこのワイナリーの始まりでした。
ラ・セルヴァ…なんとも良い響きの畑ですねぇ。
聞き覚えのある名前ですねぇ。
どこぞのイタリア郷土料理店同様、素晴らしい場所なのでしょう(笑)
(SELVA=『森』って意味なんです。
ちなみに当店名のSelvatica=『自然体、飾らない』って意味です。)

アヴィニョネージ4

一面に広がるなだらかな丘に糸杉、そしてブドウ畑、とトスカーナの典型的な光景。

アヴィニョネージ5

この辺りの赤ワイン用・黒ブドウはほとんどサンジォヴェーゼ。
(厳密にはプルニョーロ・ジェンティーレ。
サンジォヴェーゼ=モレッリーノ≒プルニョーロ・ジェンティーレ)
今年の天候は夏がくるのが2週間程遅かったそうで、収穫はあと数日先との事。
おかげで、たわわに実るブドウ畑の光景を見る事が出来ました♪

アヴィニョネージ6

さて、ワイナリーの見学です。
畑もカンティーナもとても丁寧な解説付きで案内して下さいました。

アヴィニョネージ説明

まずはカンティーナ地下の熟成庫へ。

アヴィニョネージ地下

ヴィーノ・ノービレの為だけの大樽。

アヴィニョネージ大樽1

そして更に奥に行くとバリック(225リットルの小樽)が整然と!!
その数1,400個!!

アヴィニョネージ

地上に戻り次に案内されるはヴィンサンタイア。
聖なるワイン『Vin Santo(ヴィン・サント)』を作る建物です。
ヴィン・サントとはトスカーナを代表するいわゆるデザートワイン。
通常通りに収穫されたブドウをアッパシトイオと呼ばれる棚の上で5〜6ヶ月ほど陰干しし、甘味と香りを凝縮させた干しブドウにします。
その後、カラテッリ(バリック樽より小さな50ℓの小樽)に圧搾した蔭干しブドウの果汁40ℓとともに300年間続く秘伝の澱(マードレと呼ばれる親酵母菌)を2〜3ℓ入れ発酵。
木樽の木目を通して水分が蒸発してしまうので、他のワイナリーでは発酵で蒸発した分を継ぎ足しつつ、常に一定量を保つことが多いのですが、アヴィニョネージではここでなんと封をします。
ここから8〜10年、発酵&熟成します。

アヴィニョネージ ヴィンサント

ちなみに発酵は自然任せ。
酵母には活動する為に適した気温があるので、暑くても寒くても発酵活動はしないのです。
適温である春と秋だけの発酵活動が行われるのだそう。
8〜10年経過し、封を開けると合計42~3ℓだったのが7~8ℓまで減るのです!!
通常、ワインは1kgのブドウから1本(750ml)のワインを造ると言われています。
アヴィニョネージでは、1本のヴィン・サントを造るのに8kg〜9kgのブドウを必要とするそうです。
アヴィニョネージのヴィン・サントはハーフボトルの375ml。
ひとつの樽からできるのは約20本…。
これだけの生産量なんですから高価な訳ですね。
イタリアでも200〜300€ですから日本では…。
実はボクも一度しか飲んだ事がないので、今回はこのヴィン・サントを飲む為にこのワイナリー見学をチョイスした様なもの。
ムフフ♪
では早速テイスティングです!!

『ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ・リゼルヴァ・グランディ・アンナーテ』や

アヴィニョネージ7

チンクアンタ・エ・チンクアンタ♪

アヴィニョネージ2

そしていよいよヴィン・サント!!
通常タイプのヴィン・サントも試飲しましたが、それより凄いのがコレ!!

アヴィニョネージ3

オッキオ・ディ・ペルニーチェ♪♪♪
普通のヴィン・サントはマルヴァジアやトレッビアーノから作られる白いモノ(樽の色がつくので厳密には琥珀色)。
ですが、コチラのオッキオ・ディ・ペルニーチェは赤ワイン用ブドウのサンジォヴェーゼからなる赤いヴィン・サント。
柔らかな甘味、芳醇すぎる香り♪
色味や味わいだけでなく、驚くべきはこのトロミ感!!
まるで黒糖蜜やハチミツの様な粘度。
『聖なるワイン』どころか『神がかりなワイン』です。
飲み終わったと思ってもグラスを横に倒し、待つことしばし。
ゆっくりと液体が溜まり、ゆうに一口分は!!
最後の一滴まで堪能し、満足満足♪
と、悦に浸ったのであります。
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