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イタリア文化の象徴

2010.05.23 (Sun)

イタリア人の1日はエスプレッソとともに始まります。

イタリアのどんな小さな田舎町にでも必ずあるモノ、それが『BAR(バール)』。
ALIMENTARI(食糧・日用品店)やDUOMO・CHIESA(大聖堂・教会)と共に、イタリア人の
生活には不可欠なモノ。
町の至るところに存在するこのバールとは、立ち飲みがメインのイタリア式の喫茶店のコト。
カウンターに向かってエスプレッソを立ち飲みしている人々の光景は、典型的なイタリアの
日常風景なんです。

バールでの光景

イタリアにコーヒーが渡って来たのは、ベネツィアの港に『アラブ人の飲み物』として
輸入されたのが起源と言われています。
15世紀にはすでにバールの原型があったと言われ、16~17世紀にはこの文化が発展。
コーヒーを片手に情報交換の場としてのバールが続々と登場したとされています。
知識人や芸術家達の社交場といった感じだったのでしょう。
時代とともに『エスプレッソ』と、今の立ち飲みスタイルが浸透してきたようです。
そして現在でも、バールは社交場としての重要な場となっているのです。

イタリア人の多くが、家や会社のそばに行きつけのバールを持っています。
いつも顔を合わせるバリスタや常連、仲間たちと一緒にエスプレッソを飲みながら、
サッカーや政治、噂話に花を咲かせているんです。
これこそがイタリア人の習慣。

バールの朝は早く、早朝から開いています。
イタリアの朝食は、コルネット(甘いパン)とエスプレッソが基本。
カッフェ・マッキアートやカップッチーノ、はたまた朝からお酒を少量加えたカッフェ・コッレットを飲んでいる人も!!
朝の混雑が過ぎれば、パニーノやトルタがカウンターに並び始めます。
日本で言うところの『10時のおやつ』用ですね。
時間の無い忙しい人にとっては、昼食代わりにも。
そして、昼食の後にも必ずエスプレッソ、仕事の合間やひと休みにもエスプレッソ、と
イタリア人は1日に何度もバールを利用します。
人によっては、それぞれの時間帯によって行きつけのバールをいくつか使い分けている
という人も少なくないんです!!
また、夕方からはアペリティーヴォ(食前酒)やグラスでワインを楽しむことのできる
エノテカの様なバールの表情も。
仕事帰りの1杯として利用する人が多いですね。
夕食を食べにレストランへ向かう前の待ち合わせ場所としても活用されているんです。
まさに変幻自在で、使い勝手が良い!!

目覚めの1杯から気分転換、仕事帰りの1杯と、色々なシーンで活用されるバール。
このイタリア人にとって身近な存在、かつ様々な表情を持つ『バール』は、まさに『イタリアの文化の象徴』と言えるでしょう。
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