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イタリア産トマト、存続の危機

2010.09.05 (Sun)

イタリア食材としてのイメージが強いトマト。
南米原産のこの野菜、かつてイタリアの貧困層が食用に、と栽培し始めたのが定着し
今に至った歴史を持っています。
そんなイタリア食材の代名詞とも言えるトマトが、消滅してしまうのではないか
という危険性が出てきたのです!!

青空とトマト

イタリアでのトマト生産は南部の生食用と北部の加工用、大きく分けて2つにわかれています。
そんな中、加工用の70%を生産する北部のエミリア・ロマーニャ州のトマト農家(約8,000件の農家)が存続の危機に陥っているそうです。

ひとつめの要因は、約10年前から出回り始めた輸入トマト。
輸入開始した10年前に比べ、約3倍の年間約1億キロのトマトを輸入しているのだそう!!
調べるまでは、てっきりイタリア国産のトマトだけでまかなっているとばかり思っていました。

そしてもうひとつ。
何よりも大きな要因が価格。
トマトの場合、EUが提示する相場に基づいて、生産者と加工業者が前年の冬に翌年の価格を決定する仕組みになっているのですが、今年は72ユーロ/トン(トマトの品質が良い場合の価格)と、前年比で8ユーロも下がってしまいました。
これでは必要経費をまかなうだけで利益が出ない!!と、生産者は抗議を続けています。
しかも悪いコトは重なるモノで、今年は春に雨が多かったのと猛暑の影響で、72ユーロどころか時には35ユーロまで下がってしまったのです。
生産量も30%ダウン・・・。
EUからの補助金を足しても農家は深刻な赤字・・・。
そうなるとトマト栽培を続ける意味がないということで、他の作物に転向しようとの動きが
出てくるのも当然。
まさに負のスパイラル。

こういった様々な要因があり、2011年にはイタリア産トマトがなくなってしまうという危険性も出てきたという訳なのです。
農業に限らず(もちろんイタリアに限らず)、第一次産業に対して、私たちは色々と見直さなくてはいけない時なのではないでしょうか、と思う今日この頃です。
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