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ファストフード&スローフード

2009.07.12 (Sun)

イタリアはスローフードの国というイメージありませんか?
確かにその通り。
北イタリアのBra(ブラ)という小さな町が、スローフード発祥の地なんです。
当店でもスローフードに対する意識は強く、お出ししているお料理も、郷土料理・家庭料理とまさにスローフードそのものです。

ここで簡単にファストフードとスローフードの違いを考えてみようと思います。

ファストフードとは・・・
手早く作れる。手軽に食べられる。安価な。という理念。
食べる時間や作る時間が短いから『ファスト』と呼ばれるようになっただけで、安かろう悪かろうばかりではありません。日本の食文化でも握り寿司やうどん・そば、丼モノなどたくさんのファストフードがあります。
しかし、アメリカの大手チェーンなどが進出し、世界中どこで食べても同じ味という食べ物を作りだしてしまったのがファストフードのイメージを悪くしたのではないでしょうか。

スローフードとは・・・
質の良い料理・食品・飲物を守り、それを子供たちに伝えていく。という理念。
(詳しく知りたい方は画面左下にスローフード協会のリンクを張っておきますのでそちらからご覧ください。)
イタリアではその地のモノを使って食事をするのがあたりまえとされており、日本で言われる地産地消は本来のスローフードの定義とは違います。

僕は『質の良い料理・食品・飲物を守り、それを子供たちに伝えていく。』というスローフードの理念に共感します。
時間をかけて育てた食材を、手間ひまかけて調理し、安心して子供たちに食べさせることこそが真の食事であると考えますし、イタリア料理であれ、日本料理であれ、親から子へと『食の楽しみ』を伝えるのが『食育』だと思います。

ファストフード、スローフードそれぞれに対してどのようなイメージをお持ちでしたか?

さて長くなりましたが、ここからが本題。
今回はイタリアのファストフードのお話です。

イタリアのファストフードにはピッツァ、パニーノ、ジェラート、アランチーノ・・・などなど。
おなじみのモノばかりですが、今回紹介するのがパニーノ。
でもただのパニーノじゃないんです。

シチリア州パレルモの『Panino con Milza』(パニーノ・コン・ミルツァ)。
ミルツァとは牛の脾臓。つまり、牛の脾臓のサンドウィッチ!!
大きな鍋で脾臓や野菜をグツグツ煮込み、それをパンにはさんだらレモンをかけてガブリッ。
屋台のおじさん

Panino con Milza

このパニーノ、もとは食材市場で働く労働者の為のモノ。
これが時代とともに食いしん坊の為のおやつになったのです。
これぞれっきとしたファストフード。

もうひとつ。
シチリア州トラパニの『Panino con Panelle』(パニーノ・コン・パネッレ)
トラパニ名物のツナと黒オリーブを、パネッレ(ひよこ豆のペーストのフライ)とともにパンではさんだパニーノ。
Panino con Panelle

トラパニはとても小さな町ですが、イタリアでも屈指のマグロ漁港のある所なんです。
そしてこのパニーノもマグロ漁師がこよなく愛したファストフード。

ファストフードだから、スローフードだから、というつまらない先入観は捨て、食べ物への正しい価値観を持って食事を楽しんでみてはいかがでしょうか?
当店でも、今までと変わらず熱い気持ちを持って、『時間をかけて育てた食材を、手間ひまかけて調理し、安心して食べていただける』食事を提供していきたいと思ってます。

かなり長い文章でしたが全部読んでくれた方、ありがとうございます。(お疲れ様でした。)
次回からは短めの読みやすい記事にしていけたら・・・と思っております。(反省)
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