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passito di pantelleria

2010.10.10 (Sun)

『passito di pantelleria(パッシート・ディ・パンテッレリア)』。
前々回の記事に書いたカッペロと並ぶ、パンテッレリア島の名物と言えばコレ!!
パッシートです。

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パッシートとは収穫後のブドウを自然状態で乾燥させることにより、糖度を高めて発酵させる甘口ワインの基本的な製法のコト。
シチリアだけでなく、イタリア各地でみられるワインです。
一般的には、味や香りといったブドウ本来の個性が乏しいものに対し、それらを高める為に用いられる製法なのです。
しかし、このパンテッレリア島で作られるパッシートの原料となるブドウ品種は『zibibbo
(ズィビッボ)』100%!!
『zibibbo』はアラブ語ですが、イタリア語では『moscato d'alessandria(モスカート・ディ・
アレッサンドリア)』。
つまり、モスカート(マスカット)の1種なんです。
デザートワイン用品種のモスカート種を用いるとなると、ただでさえ味わい豊かな個性が
更に膨らんでいるように感じるコトでしょう。
一度飲めばヤミツキになってしまう、そんな複雑な味わいを感じてください♪

ノッてきたので(笑)、このワインにまつわるシチリアの言い伝えを・・・。

『女神タニートは、神アポロの気を引くためにオリンポスへ向かいます。
彼女は酌係になりすまし、宴の為に用意されていたワインをパッシート・ディ・パンテッレリアにこっそり取り替え、アポロの杯に注ぎます。
この酒を飲んだアポロはたちまちノックアウト!
それに乗じて、見事に彼の愛を勝ち得たそうな。』

このパッシート・ディ・パンテッレリアで『愛する男性を虜にさせた』という伝説!!
本当?と疑う以前に、出来過ぎていてありふれた内容なので、陳腐なお話に感じてしまい
ますが、今でもこのお話はシチリア中で言い伝えられているのです。
真偽のほどは?
気になるクーガー女子は、意中の男性を連れてきてお試しあれ♪
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