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サルーメ?サラーメ?

2011.05.13 (Fri)

塩で加工した豚肉製品の総称をイタリアでは『salume(サルーメ)』と呼びます。
語源は『salare(サラーレ・・・塩を加える)』。
プロシゥット(生ハム)、ラルド、モルタデッラ、コテキーノ、ザンポーネ、カポコッロ、
パンチェッタ、スペック、クラテッロ、サルシッチァ・・・と、挙げればキリがないくらいの
種類があります。

イタリアにおける塩漬けと熟成による豚肉の保存の起源は、極めて古い時代にまで
遡ります。
古代ローマ時代には祝宴の席での主役となり、その後の時代においてもサルーメが
商取引の通貨代わりに用いられたコトもあったほど。

サルーメ

ちなみに、 皆さんもご存じのサラミソーセージの類もイタリアには数多く存在します。
これらの種類の『サルーメ』はイタリア語で『salame(サラーメ)』。
代表格はミラネーゼ、ソプレッサ、コッパ、カラブラ・ピッカンテ等々、これまた沢山の種類があります。
『サルーメ』と『サラーメ』、スペルも含めて実に紛らわしい!!
イタリアへ渡った当初はこの違いがよく分からず(というより表記ミスだと思ってた)、
レストランのメニューの中に『salami misti(サラミの盛り合わせ)』があったので、
生ハムや色んな種類の加工肉が出てくるものと期待して注文してみたところ、2種類程の
『サラーメ』の盛り合わせが出てきてがっかりしたコトを思い出します。
しかも3,4回(苦笑)。
と今回は、ただこの紛らわしさをお伝えしたかっただけのお話でした(笑)。

尚、イタリアではサルーメ等の質の高い製品を製造する為、飼育をはじめとした全ての
生産加工段階において緻密で入念な配慮が施されております。
畜舎の中で厳格な保健衛生規則に基づいて飼育された全ての豚には、刻印が付されます。
全加工段階において、いつでも使用されている原材料に遡り詳細を知るコトができる、という仕組みなのです。
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