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カッペリは小粒でも

2013.04.03 (Wed)

イタリア最西端・パンテッレリア島産の『capperi(カッペリ=ケッパー)』。

カッペリ

ケッパーはシチリア料理には欠かすコトの出来ない食材。
ケッパーと言えばサーモン等に添えてあるような酢漬けのモノを想像してしまうでしょうが、酢漬けのソレとは違い、香りと風味を活かす為に塩漬けになっています。
特にこのパンテッレリア島産のケッパーは香りも味も申し分なく、小粒ながら甘みがあり、アクセントに使うとグッと料理の味が引き立ちます。
特にカウポーナ(シチリア語でカポナータの意)に加えると感動モノ!!

パンテッレリア島はシチリア南西部にある小さな小さな島。
イタリア側から100km程に位置し、海を挟んだアフリカ大陸のチュニジアからは70kmと、アフリカ寄りの島なんです。
アフリカ大陸から強く吹くシロッコ(偏西風)の影響で、様々な果実が力強く実ります。
ケッパーの産地として有名なだけでなく、ジビッボ(=マスカット・ディ・アレキサンドリア、マスカットの原種と言われる白ブドウ)が特産品で、そのブドウから作られる極上の甘口ワインも有名です。
これといった観光スポットやお店がある訳ではないのですが、シチリアの中でも特にゆったりとした時間が流れる景色のきれいな島で『知る人ぞ知る穴場』の為、著名人やセレブがこぞって長期滞在するリゾート地。
『知る人ぞ知る穴場』ではありますが、この地を愛するジォルジォ・アルマーニ氏がヴァカンスでよく滞在している、というコトでは有名。
別荘を建てただけでなく、快適な生活をする為に島の開発に触手を伸ばしているのだそう!!
お金持ちはやる事が違うんですね。
僕もいつの日かシチリアの小さな島を買ってみたいものです。
と、こんな事を書いていたらある笑い話を思い出しました。
「この地中海に浮かぶパンテッレリア島に人が住み始めたのは約3万5千年程前。
第二次世界大戦で美しい町は全壊してしまいましたが、そこから再建し現在の島の暮らしが始まる。
島には過去にも他のシチリアの町と同様、様々な国の支配下に置かれていたという歴史が。
カルタゴ人の支配に始まり、古代ローマ人⇒アラブ人⇒ノルマンディ人⇒カタルーニャ人⇒トルコ人、そして現在はあのアルマーニが(笑)」
というくだらない話…。
実際の歴史・文化をもとにした、なんともイタリア的センスが溢れる笑い話です。

お口直しに、パンテッレリア島に古くから伝わる歌を。
『Pantelleria e' un vulcano che tanti popoli hanno tentato di plasmare , ma l'isola e' dominata solo dal vento.』
(火山の島、パンテッレリア島。様々な人々が、ここを何かにしようとしたけれど、この島を支配できるのは、唯一、そこに吹く風だけ。)
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